小さな幸せ、少しの…。

日々のつぶやきだったり、なかったり。

そして彼の人は永遠になる。

 とても大切な友人が去りました。便りが無いのは元気な証拠なんて嘘です。ふらりと戻ってきて、そのときにみんなで会って。そんなのが当たり前の日常でした。入院していたなんて知らなかった。治る病だったのにね。あんまりにもあっけなくて、知らせを受けたときは冗談かと思ったよ。みんな君のことが好きでしたよ。もちろん私も。見せてもらった写真の君は楽しそうに、優しく微笑んでいたね。私たちにもその微笑を向けてくれていたっけ。泣いてもどんなに悔やんでも。二度と話すことは出来ないね。ふとした瞬間に君を思い出すよ。もう、居ないのに。ひょっこり現れそうで。そして白い箱を思い出して現実に引き戻される。たわいも無い、あの時間がどんなに尊かったか。居なくなって初めて知った。ごめんね、ごめんね。もっと連絡取ればよかった。悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。涙をどんなに流してもその事実は変わらない。命は本当に儚い。あっけないほど簡単に消えてしまう。私たちにその事実とやり場の無い気持ちを残して去ってしまった。私は自分に残された時間を後悔しないように過ごせるのだろうか?自信がない。それでも私は生きていかねば。いつかまたみんなで再開したときに笑っていたいから。