ドラマ 「泣くな、はらちゃん」
設定が面白くて見ています。
漫画好きなら一度は妄想したことがあるんじゃないでしょうか。
二重の意味で。
二次元のキャラクターが三次元に飛び出してくるとか、実は今自分が生きているこの世界が実は誰かの想像の産物なんじゃないかって。
そういう意味で非常に面白い設定だと思います。
全体的には非常に面白くていいんですが、弟くんとかのキャラ設定が嫌いです。
越前さんが大切にしている古い漫画全集が売られてしまう設定も何もどろぼう紛いの事をさせる必要があったのか。(同じ事をしても弟君以外だったらこんなに嫌な気持ちにならなかったと思う。肉親に泥棒させる神経がわからん。)
愚痴を書きためているノート(はらちゃんたちがいる「世界」ですね)もああいう風に厭味ったらしく窓から放り投げる必要があるのか。
もっともっと別の表現方法があっただろうに。
こういう表現のため、私はすっかり弟君が嫌いです。それが狙いなら狙いどおりですが、一歩間違えば「絶対に見たくないドラマ」ですよ、私にとって。
弟君が出ると画面から視線をそらします。見たくないから。
面白いドラマだけに残念でなりません。
続けて見たいドラマだけどいつ挫折することやら。
不安要素が多いドラマだけど、「はらちゃん」を演じている長瀬智也はすごいと思った。本当は知ってる物を初めて知る・目にする演技。あそこまで自然に演技できるって。自分なら普段の生活に染み付いているものを演技とはいえ初めて見聞きする表現は無理だと思うね。