小さな幸せ、少しの…。

日々のつぶやきだったり、なかったり。

献血をする理由。その2

 アンパンマンのエキス、と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。ある子供さんが命名されたそうです。詳しくは「アンパンマンのエキス」で検索すれば出てくると思いますが、病気で定期的に輸血が必要なお子さんが輸血をすると元気になれる、というところから輸血用の血液を元気をくれる「アンパンマンのエキス」と呼んでいたそうです。この事を知るまでは輸血が必要なのは出血多量の大怪我や、大手術などが主な輸血先かと思っていました。でも違うんです。病気で血液そのものを必要としている患者さんが想像していたよりも多く、子供も随分居る、ということです。このような病を持った子供の親はとても辛いだろうと思います。ギリギリまで自分の「血」をあげたいだろうけど、現実問題無理です。必要量に追いつかないでしょうから…こうなると頼みの綱は献血。将来はもしかしたら優秀な人工血液が開発されるかも知れませんが、現状はまだまだ未来の話。多くの人の善意に頼らざるを得ません。私が出来る間は献血を続けようと思っているのはこういう事を知ったから、という事もありますが最終的には自分のためなのかもしれません。将来自分が、身近な大切な人が、輸血を必要とするかもしれない。そのときに今、自分が出来るだけのことをしておけば助けてもらえるかも知れない。不純なのは重々承知。でも献血がこの先も必ず出来るとは保障されていない。だから、献血が許される今のうちに参加しようと決めているのです。きっかけはどうでもいいと思います。どうせ輸血される側には誰の血液なのか、なんて情報は伝わないし、タイミングが悪ければ保存期間が過ぎて使えなくなる訳で。ただ、助かる命があることもこれまた真実で、その命を自分の血液が救うかも知れない。そう思えば決して無駄なことではないと思うのです。健康で献血をしたくても献血不適合者も存在します。私の知人にも献血できるのに、針を刺し、血液が少しでも抜けた瞬間に気を失うという…コレはその血が抜けてゆくのを見なくても(タオルで覆っていても)気を失います。こういう場合、血液は申し分なく、本人も献血する気マンマンでも残念ながら断られ、暫く献血を控えるか、気持ちだけ、と言われます。献血も身体に負担の少ない成分献血もあります。コレは赤血球は戻すので全血より負担が少ないです。献血してみたいけど貧血コワイ、とかなら成分献血試してみる、とかもアリかもしれないですね。今まででトータル8リッター程献血しているらしい。この8リッター全てが無駄にならず役立っているといいなぁ、と思いますが、本当のところどうなんでしょうね。どんなことに使われたか解ると献血側も励みになると思うんですけどね。輸血に使用されたとか、血液製剤になったよ、とか。