小さな幸せ、少しの…。

日々のつぶやきだったり、なかったり。

術後の翌日検診終了。視界良好ナリ!

 神戸神奈川アイクリニックでフェイキックICLを受けてから34時間ほど経過しました。 翌日検診も無事終了しています。 さて。長いですが最後までお付き合いヨロシク。 手術当日はさすがにブログも書けませんでした。何しろあまりよく見えていなかったし、目を休ませたかったのもあります。 今回私が受けた(最終的に選択した)術式はフェイキックICLトーリック(乱視ね。)という術式でした。   実は10年くらい前からレーザーを使った視力回復術(放射状に角膜に切れ目を入れるヤツ)があるのは知っていました。それからここ近年はレーシックという手法が広がり金額も広がるとそれとともにずいぶんとリーズナブルなって手の届く、現実的な視力回復の手段になりました。 かれこれ5年ほどどうしようか悩み、調べては諦め、それでもやっぱり気になって調べて…そんな状況でしたが、大きく1歩を踏みだすきっかけになったのはコンタクトの使用時間をなるべく短くしているのに渇きが激しくなってきた事や、以前血管新生の予兆があると言われていたこと、そして最近続く自然災害。 裸眼で左右どちらも0.04ほどの状態で、メガネかコンタクトが無いと何もできません。常に曇りガラス越しに物事を見ているような状態というか。そんな状態でメガネもコンタクトも使えなくなったら?という漠然とした恐怖もきっかけの一つでした。そしていろいろな条件が重なり思い切って無料の適正検査に行ってみようと思い立ったわけです。 メールで予約を取り(急な予約だったにも関わらず、とても丁寧に対応していただきました。)、レーシックを希望して無料適正検査に行ったものの、強度の近視&乱視で適合不可。まぁ、10人に2人は適合不可になる可能性があるとは事前に調べていたんですが、まさか自分がソレに当てはまるとは思いませんでしたね。視力回復は無理か、と諦めていたんですが、その時診察していた先生に勧められたのがICLでした。検討してみたらどうか、と勧められたのです。 もし、ICLを選択するならさらに追加の検査が必要との事でその検査をするときは実際にICLの手術ができる先生が来院しているときに話を聞いてみて参考にしたらいいとスタッフに勧められその先生が来ているときに追加の検査を受けました。 この時のスタッフの対応で半分は心が決まっていました。 コンタクトを使用するようになってから定期的に眼科に通っていましたが、検査や診察にいまいち納得できていない自分が居ました。 でも今回無料の適正検査を受けたときに「あれ?」って感じたのです。しつこいと思うほど丁寧に視力の検査を受けたのはここが初めてでした。手を抜かずにしっかり検査してくれているという印象を受けたのです。 実際ICLを受けると決めてからは眼内にレンズを入れるということは検査を受ける自分も納得できるまでしっかり検査してもらわないとダメだと思いトコトン検査&調整をしてもらいました。 メガネやコンタクトはとりあえず運転に支障のない程度で調整してましたがICLはそうはいきません。そうそう取り替えられるような代物ではないので検査を受けるこちらもかなり慎重だったと思います。一切の妥協はできないと必死でした。 長い長い追加検査を終え、次に行ったのは黒目の測定。レンズの大きさを決めるための大事な測定です。麻酔を点眼し、手術室へ。そこで測定です。正確な大きさを測るために瞼は閉じられないように器具で抑えられ、眼球に物差しらしき器具が触れているのが分かりました。(麻酔が効いているので痛くないです。) そしてレンズの発注です。(この時前金でレンズ代を払っています。) そこからはドキドキしっぱなしです。術式の説明を受けてはいましたが、身近にレーシックを受けた人はいたけど、フェイキックは居ない訳で、ネット上の体験談もほとんどありませんでした。 レンズが届くまでにメールで質問したりしましたが、とても丁寧に返信をいただきました。おかげでずいぶんと不安が取り除かれました。 それでも手術当日は期待と不安でいっぱいでおかしくなりそうでしたよ。 不安な気持ちで挑んだフェイキックでしたが、手術自体は思ったほどではありませんでした。と、言っても変に緊張して冷や汗が出てましたが… 痛み自体はほとんどありませんでした。麻酔がしっかり効いていたので。ただ、私の場合、右目は本当に痛みはありませんでした。いじられている感じはあります。圧迫感とかも感じますが痛みは驚くほど感じませんでした。右目は。左目は若干の痛みというかグリグリ感というかがありました。麻酔の効きが弱かったのか?痛みがあったとはいえ「むむ?もしかして痛くないかい?」という感じだったんですが… たぶん右より左の方がレンズの位置調整に手こずったのではないかと思います。左の方がグリグリされていたように感じたので。 ちなみに何をされているのかは見えません。目の洗浄やら消毒やらで常に眼球の上に水(?)が満たされていてちゃんと見えないし、ライト(手術用ライトなのでかなり眩しいです)を見て目を動かさないように頑張らないといけないので… 唯一私があれ?と感じたのはレンズが広がったであろう瞬間。一瞬視界に透明なシートが広がったのが見えたような? この処置をしている間中、体に変な力が入っていたのは言うまでもありません。 ただ、手術の間、ずーっとスタッフが手をつないでてくれます。これがすごく心強い!初めは「手つなぎねぇ…」って思っていたんですが、侮れません!体験すれば解るけど、先生の声掛けとスタッフの手つなぎ。本当に支えになります。手つなぎがあったから最後まで頑張れたのかもしれないです。そっ、と添えられたぬくもりが本当にありがたかったです。 処置自体は正味30分もかかっていないんじゃないでしょうか? 無事終わり、よろよろとスタッフに手を引かれ休憩室へ移動。そこで1時間ほど休むのですが… 目を開けると確かに見えているんですが、白いモヤがかかったようだし、手元が見えない状態でした。携帯メールを打とうにも文字が見えない。近づけても遠ざけても… ショックでした。このままだったらどうしよう、って。 ただ、1時間の休憩後は少しモヤがおさまって遠くがはっきり見えてきて少しほっとしましたが手元はまだよく見えず。迎えに来てもらうための連絡メールもやっとのことで打ちました。(変換してもその文字が見えないのでぜーんぶひらがなで打ちました) 携帯メールの文字が見えるようになったのは6時間ほどたったころでした。このとき本当にほっとしました。一晩寝たらもう少しましになるに違いないって思えましたので。 一晩経って驚きました。視界のクリアさに。 メガネもコンタクトもしていないのにこんなに見えるんだ、ってすごくうれしかった。 翌日検診で左が1.2(人生初!)、右が0.5でした。視力の安定にはもう少しかかるそうなので、右ももう少し視力が上がるかもしれません。通常の作業には問題ない状態ですが、10センチくらいの距離だとぼやけます。30センチくらい離せば読書も問題ないですが、この至近距離で見る事が回復するのかどうか。 当日の夜間はハローが酷かったですが、翌日はだいぶおさまり日々状態は変化してます。この調子で右ももう少し回復してくれるとうれしいですね。 私の受けたフェイキックICLトーリックはお値段もそれなりです。レーシックと違い可逆性の処置とはいえ気軽に勧められるものではないです。私は現時点でも非常に満足してますが。 この関連記事は随時UPします。視力回復術を考えている人の参考になれば幸いです。