小さな幸せ、少しの…。

日々のつぶやきだったり、なかったり。

〜懐かしの銀バラシリーズ〜 総帥レオンハルト、月光のピアス

夢美と銀の薔薇騎士団 序章 総帥レオンハルト (ビーズログ文庫)新品価格¥609から(2013/11/30 01:35時点)  懐かしい、懐かしいシリーズの復活です。 過去にはコバルト文庫から出ていた藤本ひとみさんの銀バラシリーズ。 「あぁ、また読みたいな…」と思ったときには既に廃版になっており新刊で入手は不可能、古本屋を巡るも見つける事はできませんでした。 さらに当時シリーズは完結する事無く、気がつけば書店で目にする事が無くなっていました。 最近もう一度読みたいという気持ちがムクムク膨らんできていましたが。見つけてしまった、復刻版。しかも前回は無かった「序章 レオンハルト」が追加されて、です。この作品が発表されたのは10年以上前。永い、永い時を経て完結に向けて動き出しました。今回は原作:藤本ひとみさん、文:柳瀬千博さんと書き手さんは変わりましたが色々趣向が凝らされていてなかなか面白い内容になっています。夢美と銀の薔薇騎士団 月光のピアス (ビーズログ文庫)新品価格¥609から(2013/11/30 01:32時点) 新しくビーズログ文庫から一気に2冊同時に発売されています。鈴影さんが総帥になるまでの「序章 総帥レオンハルト」、そしてそこから本編の始まりである「月光のピアス」へと進みます。書店で見つけて思わず手に取りそのまま2冊とも購入しましたが、懐かしい、この一言です。総帥レオンハルトは今であれば少女向けになるんでしょうか。このシリーズが出た時代であればちょっとアダルトな要素も。というか、多分コバルト文庫であれば削られるのではないか、という表現がありましたね。(たいした事無い、と言えばたいした事ではないのですが。)総帥レオンハルトがいかにして総帥になり、誓いを立てたのかが良くわかります。月光のピアスはちょっと面白い趣向が凝らされています。ヒロインである夢美視点と総帥レオンハルト視点です。本来の物語は夢美視点で進んで行きます。レオンハルト視点はそれを補足して行くような感じ。どちらもあわせて読み進めた方がより楽しめると思います。今度は完結させてくれるようなので楽しみにしたいと思っています。