小さな幸せ、少しの…。

日々のつぶやきだったり、なかったり。

STAP細胞凄いな。

 日本人女性が見つけた新しい万能細胞への手法。凄い。リンパ細胞から万能細胞へ変化させる手法も驚きだけど、更にそこから胎児、胎盤が分化していくのは凄いと思う。自分も過去にホンの少し齧った程度だけど、植物の成長点を取り出し培養するということをやったことがある。(授業の一環)植物であれば成長点を取り出し培養・単純に増やすだけなら案外簡単にできる。問題はここからで、ただの細胞の塊から芽や根を分化させるのがとてつもなく難しかった。というか、自分は上手に分化させることができなかった。動物で言うホルモンに当たる物質を調整して与えるのだけど、その配合が難しいのですよ。体外の生徒は葉っぱしか出せない、根っこしかでない、いつまでも塊のまま。そんな感じで一度生体から離した細胞を再度生体へと構築していく。動物細胞は植物よりずっとずっと難易度が高いのですよ。今回の大発見は非常に興味深く、若がえりより再生医療がどこまで発展していくのかワクワクしますね。どんな臓器にも再生できるなら病気で失った臓器も自分の細胞から作れるかもしれないし、それなら拒絶反応を気にする必要もないし、ドナーを探す・待つ必要もない。ただ遺伝的疾患の場合はどうなるのでしょうね。万能細胞に初期化する際にそういう部分はクリアされるのか?あぁ、でもそうか。健康な適合者から細胞をもらいそこから必要な臓器を作る、とかもできるのかもしれない。不慮の事情で失った臓器を取り戻すことができたなら。人間というか、生き物の可能性ってまだまだあるんだな、とつくづく感じた。この新・万能細胞が人類の明るい光となることを願います。